箱根細工のからくり箱とは

秘密箱が日本でどのように作られるようになってきたか、ということを調べていますが、その起源をさかのぼると、箱根の職人さんが考案したのが最初である、ということがわかってきました。
では、どんな職人さんがなぜこのような秘密箱を考案したのでしょうか。
それは、この職人さんが手がけていた箱根名物の寄木細工に答えがあるのかもしれません。
寄木細工は薄く紙のようにした木片を使って、模様などに貼り合わせていく伝統工芸です。
実は、この寄木細工は、そもそもたくさんの木片を貼り合わせているので、秘密箱を作るときの仕掛けのつなぎ目などを隠してくれる、という利点があります。
模様の美しい寄木に目を奪われていると、よく見るとわかってしまう秘密箱のからくりや仕掛けがうまく隠されてしまうのです。
また、きれいな細工を楽しみながら、どのように開けるんだろう、ということを楽しむこともできますし、寄木で細かい作業をしている職人さんには、仕掛けの製作が容易であった、ということもあるのかもしれません。
いくつかの理由が重なって、箱根細工と秘密箱が結びついていくことになったのです。
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